腹部大動脈置換手術、当日~ -大動脈解離の記録⑪-


2009年 10月5日(入院7日目)

緊張で眠れないと思っていたけれど、意外と眠れた。
でも、早く目が覚めました。

気持ちが落ち着かない。

旦那と長女、次女が朝早くから来てくれました。
子供たちは手術すれば治ると思ってるから、あっけらかんとしている。

病室で術着に着替えて時間を待ちました。

時間になり、看護師さんに誘導され歩いて手術室へ向かいます。
家族とは手術室のドア前でお別れです。

3人に見送られて涙が出そうになるのを堪えて手術台へ乗りました。

たくさんの看護師さんに囲まれて、準備が進められていきます。

医療ドラマで見た光景。
手術ライトが真上にあります。

左手に点滴が入りました。
少しぼんやりしてきました。

背中に術後の為の麻酔針を入れられ、顔にマスクをかぶせられました。
息を吸って数秒後には意識がなくなりました。

気が付いた時にはICUにいた

名まえを呼ばれたような気がしました。
だんだん意識が戻ってきて、気が付いたら薄暗いICUにいました。

あ・・終わった。

目の前には旦那と父が立っています。
伯母もいました。
小学生以下は入室できないということで、長女と次女には会えませんでした。

その後の記憶がなく、次に目が覚めた時には夕方の4時になっていました。
看護師さんのお話では面会したのはお昼の2時頃だったそう。

この後から熱と傷の痛みと寒さと暑さ腰痛に耐える時間が(私にとっては)延々と長い時間が続くのでした。

看護師さんが「痛いね、痛いね」と、気がまぎれるようにテレビを持ってきてくれました。

術後3日目に個室へ移動

10月8日 入院10日目(術後3日目)

傷口の痛みもピークは過ぎたけれど、まだまだ痛い。
個室に移り、朝から水分が解禁になりました。

喉が渇いて仕方なかったのに・・・
あんなに飲みたいと思ってたのに・・・

最初の一口は怖くて少ししか飲めませんでした。
なんとかむせる事もなく、吐き気もなくホッとしました。

昼から食事解禁です。

そして、自分でトイレに行くように言われて意を決して挑戦。

あぁ、痛い。
そしてすごく疲れる。

ただトイレに行くだけでこんなにも疲れるなんて。

痛み止めは座薬だったんですが、注射に変わってからめまいが落ち着いてきました。
座薬入れるとクラクラ、ゆれゆれしてたんです。

夜からは飲み薬に変わります。
うん、順調に回復してる♪

順調に回復、退院へ


10月17日(土)

術後12日で退院です♪

次女と旦那が迎えに来てくれました。
長女は運動会の準備で学校です。

退院前に主治医のT先生と今後のお話。

まずは今回の腹部の手術後のレントゲンを見せてもらい、術後は問題ないとのことで一安心。

次は10日後に術後検診で外来診察。
そして、その後は3ヶ月~半年ごとにCTと心臓エコーで経過を見ながら2回目の手術の時期を考えるそうです。

数年のうちには全てを置き換えた方がいいとのこと。
手術の回数はあと2回か・・その時の体力や体調によって3回に分けて手術をすることになるそうです。

「この先の手術は今回の手術よりリスクはあがるけど、それが終れば安心だから頑張って治療していきましょう。」

T先生、ゆっくり説明してくれました。

また涙が出そうになるのを堪えて「お願いします。」と旦那と2人答えました。

次の外来までのお薬をもらい、帰路につきました。
体のあちこたが痛いし、まだフラフラするから不安もあるけど家に帰れるのが嬉しい。

手術前、執刀医からの説明-大動脈解離の記録⑩-







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