2010年10月に大動脈解離の胸部大動脈置換手術を受けました。
その記録です。
手術は心臓の付け根からカーブになっている弓部です。
手術は12時間以上かかりました。
心臓弁は手術前は生体弁で、ということになってましたが開胸したら自己弁温存できました。
当初は2回目の手術の後、そのまま入院し体力が戻ったら3回目の手術をすることになってました。
まさかの一時退院許可!
体中に付いていた全ての管も外れ、点滴も終わりました。
食欲も出てきました。
まだ、手術痕は痛いけれど自由に動けるようになってくると病院で居ること自体がつらくなってきました。
まぁ、自由に動けるとは言っても病室とトイレかロビーくらいでシャワーしただけでも疲れるくらいの体力です。
ダメもとで執刀医が来た時に聞いてみました。
やった♪
聞いてみるもんやな。
隣のベッドの人も私と同じでまだ次の手術の予定があるようです。
私と同じ執刀医だから、私とのやりとりを聞いていていて同じように「一回帰ってから次の手術?」って聞いていました。
残念ながら、「入院したままで体調戻ったら次の手術した方がいい」と言われてました。
ごめんなさい、誰もいない所で聞いたら良かったな。
誰だって自分の家に帰りたいもんな。
その方は私よりも随分と年上の方でしたけど。
それからCTを獲っって問題なく、アレよアレよと退院が決まりました♪
次の手術で終わりかな、と思っていたらそれはまだ分からないそうです。
あと1回で人工血管に替えてしまえるか、2回に分けないといけないかはまた他の先生方とも検討しますとのこと。
リスクとか体への負担などはその時にまた説明しますってことでした。
う~~~ん、2回になる可能性もあると思っておかないといけないな。
2年前までは2回に分けて行われていた部分だと言うことだから、覚悟しておいた方が良さそう。
どうなるのかな。
退院
2010年10月31日(日)退院です♪
家族みんなで迎えに来てくれました(^▽^)
末っ子、1週間熱が続いてるようでずっとご機嫌悪いらしい。
いつもはパジャマでバイバイするのに、今日は洋服に着替えた私を不思議そうに見てました。
日曜日で病棟はとても静かです。
執刀医もいなくて、看護師さんも少ないので手続きを済ませてそーっと退院。
今後の詳しい話は2週間後の外来の時に。
末っ子と手を繋いで駐車場までゆっくり歩きました。
車に乗るときに私は抱っこができないから旦那が抱っこをしてチャイルドーシートに乗せました。
その間私の動きをずっと見ていた末っ子。
助手席側に回って車に乗り込んだのを確認したらちょっと安心したように見えました。
帰る途中で私の希望で回転寿司に寄りました。
末っ子はまだ本調子ではないようで、熱はないけどグズグズし始めました。
グズグズしだすと、もう私ではダメです。
もう完全にパパッ子です。
自宅に帰ってからも、しばらくは私がいても旦那の姿が見えないと泣いてました(^^;)
これにはやっぱりショックですね。
数日経つとうまく使い分けるようになってましたね。
娘たちの嬉しい成長
自宅はやっぱりホッとします。
体はしんどいけれど、朝までぐっすり眠れるようになりました。
また2~3ヶ月したら入院かと思うと気分が沈むこともあり、思わず長女(当時10歳)に愚痴ってしまいました。
そんなことを言う娘に驚き、嬉しい気持ちと親バカだけど優しく育ってくれたとしみじみと感じました。
次女(当時7歳)山積みになった洗濯物をたたんでいたら手伝ってくれたり、疲れたから寝室に休みに行ったら喉かわいたら飲めるようにってお茶を入れてきてくれたり一緒にお昼寝しました。
本当に嬉しい成長を感じるとともに感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとね♪
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