胸腹部大動脈置換手術、入院初日~手術前日-大動脈解離の記録⑳-


2011年2月に大動脈解離の胸部大動脈置換手術を受けました。
その記録です。

胸腹部の手術日が決まりました。
一番後遺症が心配される部分です。

その後遺症とは、下半身麻痺です。
脊髄の付近を触るので、もしかしたら半身不随にるかもしれない・・

手術前のリスク説明で担当医から聞かされました。

半身不随・・
もし、後遺症が残ったら車椅子になる。

当時の私は、そうなるなら術中死になってもいいとさえ思っていました。

子供たちはまだ小5、小2、2歳と小さく半身不随になったら子供たちのお世話をできないと思いました。
お世話どころか負担をかけると。

だから、そうなるなら術中死をと思い神様にそう願ってました。

その手術のための入院が決まりました。




胸腹部大動脈置換手術 入院初日

2011年 2月14日

今日から入院です。
この日は末っ子の2歳の誕生日でした。

長女と次女は学校で、旦那と末っ子と3人で病院へ向かいました。
3回目ともなると看護師さんたちが「お久しぶりです~。」なんて声をかけてくれます。

「また来ました~」なんて答えてるけど、心の中はすごく不安。

病院から入院の連絡が入った時は2日後にはもう手術だと聞かされていました。
だから、ものすごく緊張してきましたが手術日が延期になったとのこと。

少しホッとした。

パジャマに着替えて、術前検査。
血液検査と細菌の検査がありました。

検査後、しばらくしたらお昼ご飯。

末っ子、イチゴとキウイをじーっと見てたから「食べる?」って聞いたらちょっとテンション上がってた。
食べてる姿を見ながらも心の中で手術のことばかり考えていました。

旦那と末っ子が帰ってしまい、気持ちを紛らわせるためにもクロスワードパズルを解いてました。

看護師さんが来て、点滴が始まりました。
過去2回の手術では手術前に点滴なんてなかったから、何か問題があるのかとものすごくすごく不安になりました。




手術日の変更

緊急手術などがあり、私の手術日がまた変わりました。

最初の手術、腹部大動脈置換手術の時も2回ほど日程が変更しました。

4人部屋で隣のベッドの方が話しかけてくれました。
私よりも10歳以上年上の方で、今回は胸部の大動脈を人工血管にしたそうです。

私が発症した時の話や、1回目、2回目の手術の話をしたら涙を流して聞いてくれました。

その方はB型解離で血圧調整しながら温存治療をしていたそうで、解離の部分が膨らんできたらいづれ手術になるだろうと、かかりつけの病院から紹介状を書いてもらい受診したら既に胸部が膨らんできており、手術になったと話されました。
そして、5年以内には今回私がする胸腹部の人工血管置き換え手術をすることになるらしい。

同部屋の私以外の人は手術が終った方ばかりでした。
不安でいっぱいの私にとっては、無事に手術が終わりうらやましかったです。

今回の手術が一番怖く感じてました。

1回目の腹部は何も分からなくて手術自体が初めてで漠然とした恐怖。
2回目の胸部は心臓を止めて人工心肺を付けて仮死状態での手術ということで「死」への恐怖がありました。

そして今回は「死」への恐怖より後遺症への恐怖の方が大きい。

今回の手術の後遺症で一番怖いのが下半身麻痺。
大事な血管がたくさん繋がってる部分も触るから下半身麻痺の後遺症が残る可能性が高い。

もし、もし後遺症が残ったら・・・
本当にそのことばかり考えてました。

手術についての説明

今回の胸腹部の手術は下半身不随の後遺症のリスクがあります。
もちろん、この他に術中死や脳梗塞などもあります。

担当医のお話では、Kセンターではその当時で過去5年だったか10年だったかは下半身麻痺の後遺症が残った人はいないとのことでした。

手術方法について、人工心肺を使い低体温にして仮死状態で行うとのことでした。
胸部の時もそうでしたが、今回の胸腹部もこの方法で行うとのこと。

低体温の手術は、術後はしんどいけど後遺症のリスクが減るからそれでします。







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