胸腹部大動脈置換手術、手術当日~ICU-大動脈解離の記録㉑-

2011年 2月21日 手術当日

いよいよ・・・

いよいよ、です。

次女が折り紙でお守りを作ってきてくれました。

それを見ていた長女、「ママ、私も作ったけど、持ってくるの忘れたから手術終ってから持ってくるわ。」って(笑)

なんか、言い訳するのがおかしくて。
長女らしいなーってちょっと笑っちゃいました。

看護師さんが「時間です」と病室に迎えにきました。
今回もみんなで歩いて手術室まで。

手術室へ入る扉の前でいつものようにバイバイって手を振った。

(もしかしたら、これが最後かも。)

と考えながら中へ進んでいきました。




手術台の上で考えたこと

手術台に上がってマスクを付けられて準備が進みます。
この瞬間は緊張と恐怖のピークです。

心の中で一生懸命お願いしてたら涙が流れてきた。

それに気が付いた若い女性の看護士さん。
「大丈夫ですよ。目が覚めたらICUですよ。」って涙をぬぐってくれた。

うん、うん、と頷きましたが、ぬぐってもらっても後から、後からボロボロこぼれます。

「麻酔を送りますね。」

「はい」と答えたと、ボーッと意識がなくなりました。

麻酔から覚醒

名前を呼ばれてスーッと目が覚めた。

あれ?
どこも、痛くない。

パパがいた。
先生もいた。

足、動かしてみて。

動いた!

動きますね。良かった。

執刀医もホッとした表情をしていました。

よかった~!!

今回の胸腹部の手術も胸部の手術をした時と同じように、低体温にして人工心肺を使い仮死状態で行われました。
低体温にしなくてもできる手術だそうですが、この方が下半身不随のリスクが少しでも下がるということです。




ICUで過ごした4日間の記憶はあまりない

ICUには4日間いましたが、記憶が曖昧。

手術前に、術後一般病棟へ戻った時に看護学生を付かせて下さいと言われていました。

その学生さんが何度か面会に来てくれていたみたいですが、あまり覚えてません。
後から聞いた話ではICUにいる間のどこかの1日、付きっ切りで看護してくれてたそうです。

麻酔から目覚めた時は痛くない!と思ったけど、今回はものすごく頭痛がひどかったです。
頭を起こすとガンガンと締め付けられるように痛くて、吐き気もしました。

横になってると平気で、ベッドを一定の高さ以上にあげる痛みと吐き気で苦しみました。
傷の痛みがあまり気にならないほど頭痛が激しい。

看護師さんがテレビを持ってきてくれました。
ちょうどニュージーランドで起こった大地震のニュースをしてました。

>>>カンタベリー地震 (2011年)『Wikipedia』




個室に移動

術後5日目、個室に移動になりました。
頭痛は一向に良くなりません。

個室に移り、2日目から食事が始まりました。
横になってると頭痛も感じないから食事が始まったら食べられると思っていたけど、ダメでした。
頭を起こすと本当に辛くて・・・

リハビリでトイレまで歩行器を使って歩いたけれど、嘔吐です。

もう泣きそう・・・

じっとしていたい。
でも、看護師さんはリハビリと言ってどんどん歩かせようとします。
動かないとって気持ちはあるけれど、本当に辛い。

リハビリはしなくて、寝てたらいい。ごはんも食べなくてもいい。

見かねた執刀医が看護師さんにもリハビリはさせなくていいと言ってくれたみたいでした。

トイレだけはなんとか頑張ってポータブルトイレをベッド脇に持ってきてくれました。
ベッドの真横にあるトイレに移動するのも必死で、なるべくトイレに行かなくていいように水分は摂らないようにしてました。

食事は寝たままの体制でも食べられるように看護師さんが小さい一口サイズのおにぎりにしてくれました。

そんな状態なのに、数日して一般病棟へ移動と言われて不安でいっぱい。

>>>胸腹部大動脈置換手術、入院初日~手術前日-大動脈解離の記録⑳-







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