とうとうこの日がキタ、担当医が移動 -大動脈解離の記録(番外編)-


2016年1月5日
3か月に1度の定期検診の日でした。

私の担当医は1,2歳年上なだけの同世代のT先生です。

一番最初の腹部大動脈置換手術から6年以上担当してくれてます。
その後の胸部と胸腹部の置換手術と合わせて3度の手術すべて執刀してくれました。

今ではすごく信頼しています。

不安からT先生には失礼な態度をとってしまった

実はT先生が担当になった時、とても失礼な態度を取ってしまいました。

というのは、この病院を選んだ理由がベテランの医師に手術してもらいたかったから。
名医の本にも載っている先生です。

その先生に手術してもらう為に決めた病院だったのに、手術日が決まってみたら執刀するのはT先生だと。

だから、T先生が病室に「僕が執刀します。」と挨拶に来て下さった時、ショックのあまり思わず言ってしまいました。

え?〇〇先生じゃないんですか?

術中死や後遺症で下半身不随、半身麻痺になる可能性がある手術だったので、とにかく怖くて経験豊富なベテラン医師に執刀してもらいたかった。

その為に選んだ病院だったのに、その先生じゃなかったら私には意味がなかったんです。

初めての外来では診察して頂き、執刀してもらえると聞いていたし、入院してからも看護師さんに〇〇先生だと聞いていたから、何故って気持ちの方が大きくて何も考えずに発してしまいました。

後になって、なんて失礼なことをしたんだろうって反省しました。

その時のT先生は気分を害することもなく私が手術する時の体制を説明してくれ、自分でも大丈夫だからと。
同じ病室の方も「ここの病院の外科医は他の病院に比べたら経験豊富だから若くて大丈夫」とおっしゃってました。

T先生のことはいっぱい困らせてしまいました

手術前に病気や手術の説明を受けた時には思わず泣いてしまい、とても困ったことと思います。
それからいつも気にかけてくれ、何をするにも言葉を選んで話してくれます。(また泣かれたら困るからね(笑))

術後、肺に水が溜まった時の処置がありました。
怖くて怖くて全身汗だくになって耐えてたら「怖い?」とその日は中止にして翌日別の先生が処置にきました。

多分あまりに怖がる姿をみて自分ではできなくなってしまったのかも(笑)

術後、ベッドから起き上がると吐き気と頭痛とめまいでとてもつらくリハビリできる状態ではありませんでした。
看護師さんには少しずつでも起き上がらないと、歩かないと言われましたがとても無理。

見兼ねたT先生が「動けるようになるまでリハビリしなくていいよ。」と言ってくれたこともありました。

気が付けば、T先生のことをとても信頼するようになってました。

最後の検診

そんな先生の検診も今回が最後となってしまいました。
3月で地元の病院へ移るそうです。

次の先生にはちゃんと説明しておきますから。
みんな知ってるから大丈夫。
みんな最初の手術から知ってる先生ばかりだから大丈夫。

そんな事、言われてもショックなんですけど。

お世話になりました。

ショックなんだけど、天邪鬼の私は他に何も言えず・・・
普通を装って素っ気なかったです。

移動する病院まで追っかけて行こうかな、なんて本気で考えたけど、冷静に考えたら今より更に遠くなるから通うのは無理。

多分、もう会うことはないだろうな。
いつかこんな日が来るとは思っていたけど、実際そうなるとショックです。

3カ月後の次の検診の時にはもう別の先生に変わってるんですね。
最後に無理にでも3月末に入れてもらえばよかったな。

ありがとうございました

先生、ありがとうございました。
感謝しています。
また、いつかお会いできることを願って・・・。

コメント